欲望の育て方

●バブル期と言われる1980年代後半

周囲の成金にいわされて、様々な「自分なりの目標」が巷にあふれ

「もうけ話」が山ほどあった。

異常と知りつつ、友だちの友だちをたどれば確実に一人は成金が居た。

特に考える必要なく、お金はあるもの、増えるものという想定で

「普通のくらし」が「特に考える事なく」手に入る時代と、総括できた。

 

 

●バブルがはじけて

何が?不安定なのか当初は分からなかったが、これ迄とは違う

「考えないといけない」という時代が到来している事を肌で感じた。

ただ、雇用されている40代は、とはいえ大企業になればなるほど

危機感は無く、1990年代前半が過ぎた。

 

1997年山一證券がつぶれた。拓殖銀行がつぶれた。住専がもめた。

消費税が増額となり就職できなくなった。

 

資産インフレからの総量規制からの不況が家計に大きく影響をし始めた。

 

2000年代 ITと叫ばれて、数々の企業が起業し米国ではバブルがはじけた。

が、そもそも其の影響を受けるまでもなく不景気であった。

 

不景気とは何か。家計にお金が回らない事。消費が伸びない事。需要が無い事。

需要が無いのは欲望が無いから。というか生き伸びるという欲望が強くなったから。